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2012/10/31

都市型電動スクーターも売ってます

昔取材でi-MiEVやクラリティやプリウスPHV等のモーター車両を追っていたことがあった。初めてi-MiEVに乗った時は感動した。凄くなめらかに発進し静かに巡航した。軽自動車のサイズでこれほどの走り味とは街乗り最強と思った。
が、EVは高い。バッテリー代が高い。車両価格の半分以上バッテリー代だ。これがもう少し安くなり性能もあがってもらえないと買いづらい。

そんなある日、スクーテック社(http://scootech.co.jp/)の宮坂宏氏と知り合った。宮坂さんは1970年代よりレース用車両の設計、開発からチーム監督まで幅広く車に関わってきたプロフェッショナルだ。「あの優勝マシンは宮坂さんだよ」みたいな人だ。そんなプロフェッショナルが「電動車両にハマっちゃったんでやります」といって電動スクーターを作って売りはじめた。
最初は低価格と性能のバランスをギリギリのところでとって売っていた。十分な足車両だった。でも僕の用途には足らなかった。僕は普段主にバイクで移動している。1日40~50kmは走れないといけない。スピードも環七や山手通りで流れに乗れるくらい出ないといけない。あと一番の問題、3階に住んでいるのでバッテリーが脱着可能じゃないといけない。あと黄色ナンバーがいいし、前後ディスクブレーキも欲しいし、荷物が載る箱も欲しい。

最低限の希望は
“バッテリー取り外し可能”
“航続距離は実質50km以上”
“最高速度は60km/hほど、50km/h巡航必須”
というところだった。

去年の暮れに宮坂さんから完成したという連絡が入った。僕の希望は全て搭載されていた。それからいろいろと調整等を繰り返し、この夏ついに生産開始となった。そして納車された。ホンダやスズキの電動スクーターよりだいぶ安かった。

スクーテック SZ552M 前面

これがスクーテック『SZ552M』。一見ただのスクーター。でもちゃんとEV。

スクーテック SZ552M 背面

後ろから。椅子の下にバッテリーを入れるので後部に箱がないと荷物が載らない。

スクーテック SZ552M 横

安全のために黄色の車体色にした。たぶん轢かれにくい。

スクーテック SZ552M バッテリー搭載部

バッテリーは2個入る。1個で最大40km走れる。現在のところ都内をガンガン走りまわって30km以上は走れている。現在2個載せているので70kmくらいは走れるだろう。これだけ走れれば都内移動では全く問題ない。

スクーテック SZ552M バッテリー

まあまあ重いけど決して重過ぎない。問題ない重量だと思う。充電は普通にコンセントに挿して行うタイプ。3~4時間で満タンになる。

試乗希望、質問、商談等はこちらまで。全国発送可能です。ナンバーは原付、原付二種が可能です。

書いた人→ 駅長

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