2012観艦式 3
2012年3月に就役したばかりのDD-115『あきづき』。ずっと好きだったDDG-91『ピンクニー』を超えて現在1位の船だ。東京湾を出るまで兵器を紹介する。
『あきづき』というと兵器より「FCS-3A多機能レーダー」が魅力であり凄いわけだけどまだ実際の凄さの情報は少ないのでただ凄いとしか言いようがないので困っている。
たとえば『あきづき』のVLS(垂直発射装置)には最大128発の対空ミサイルが搭載できるが、その128発全部を敵にロックして攻撃できるそうだ。探知距離でいうと前型艦『たかなみ』に搭載されているFCS-2の10倍くらいの性能があるようだ。
参考:FCS-3
これは対艦ミサイル「SSM-1B」燃料が尽きる程遠くにいる艦艇まで飛んでいくそうだ。
これは「Mk45 5インチ砲」20km以上先の標的(対艦、対空、対地)を攻撃できる万能大砲。
これは「自走式デコイ」敵からの魚雷に対して音で引き寄せ免れるおとり魚雷。その他投射型ジャマーランチャーもあり対潜性能はかなり高そうだ。
これは「HOS-303 魚雷発射管」いわゆる魚雷を発射する装置。対潜兵器はこれの他VLS内に対潜ロケットも入っている。
これは近接防空火器「ファランクス」レーダーと発射装置を一体化し、全自動で近距離の脅威を排除する。
海戦はグーチョキパーの世界で、艦艇は潜水艦にやられる。潜水艦は対潜ヘリにやられる。対潜ヘリは戦闘機にやられる。戦闘機は艦艇にやられる。どれも一長一短な感じだ。そこでだれが先に情報を握るか、撃たれても避けられるか、そういうレベルだと思う。
そこから『あきづき』の魅力は「FCS-3A多機能レーダー」だということもわかってもらえるだろうかどうだろうか・・
書いた人→ 駅長